■ 抗リン脂質抗体症候群
細胞組織を構成する成分のひとつ、リン脂質に対する抗体が抗リン脂質抗体です。全身性エリテマトーデス(SLE)を患う人の四分の一程度にみられます。
抗リン脂質抗体があると流産を繰り返したり、血管に血のかたまりが詰まってしまう血栓症や、
血小板の減少を起こしやすくことが知られています。
こうした状態に対する診断名が「抗リン脂質抗体症候群」です。
抗体があっても無症状の場合もあります。
患者の分布など患者数/約4000人
男女比/1:1.6
発症しやすい年齢/20才代
治療法
状況に応じて治療します。・血栓症を起こしたことがある
血栓性静脈炎、脳梗塞、心筋梗塞などの経験がある場合は、再発の危険性が高いため、
薬物療法(抗凝固薬・ヘパリンなど、抗血小板薬・アスピリンなど)、血漿(けっしょう)交換療法を行います。
・SLEなどの膠原病がある
少量のアスピリンなどを血栓予防のために服用します。
・子供がほしい
産後は他の膠原病がなく、血栓症の既往暦がないかぎり特別な治療は行ないませんが、
喫煙、食べすぎ、運動不足など、血栓症のリスクを高める生活習慣に気をつける。
膠原病の種類
|全身性エリテマトーデス|関節リウマチ|強皮症、全身性硬化症|多発性筋炎、皮膚筋炎|血液炎症候群|抗リン脂質抗体症候群|抗リン脂質抗体症候群|混合性結合組織病|シェグレーン症候群|
▼膠原病・膠原病名医・病院関連書籍